こんにちはナベです。
いよいよ手術です!
目次
- はじめに
- 手術前の検査1日目
- 手術前の検査2日目
- いよいよ入院手術!
はじめに
私は66歳の男性です。目に関しては今までこれと言った問題はありませんでした。
むしろ小さい時から視力は良く、遠くも近くもよく見えていました。
小学校からの視力は、両眼とも 1.5~2.0でした。
そんな私が視力に異変を感じたのは50歳頃です。
そうです、小さい文字が見にくくなり老眼鏡と言われるものを使い始めました。
それから、5年程前に夜間の運転で、対向車のライトが異様にまぶしく感じたり、
テールランプが放射状に見えたりする異変に気付きました。
そして、眼科の診察を受けたのです。
結果は初期の白内障との診断でした。
その5年後、私は両目とも白内障の手術を受けることになりました。
これから、私のこれまでの経緯と経過を綴っていき、
同じように白内障で苦しんだり不安がったり、
手術の心配のしている人の助けになれば幸いと思い
書き込んでいきます。
私のように、白内障になっている方は多く、
お役に立てればと思って残しました。
あくまでも私の主観的なことなので、医学的で専門的なことは
そちらの情報を確かめてください。
手術前の検査1日目
白内障の手術を海谷眼科に決めた後、この病院では
手術前の検査が2日ありました。
〇1日目の検査
全身的な検査と手術後の見え方によるレンズの説明を受けました。
・全身的な検査
血液検査・尿検査・心電図・肺X線撮影
・眼科的検査
眼圧・視力・眼液培養・その他かなりの検査を実施
・手術後の見え方についての説明
白内障手術後の見え方の質に大きく関わる眼内レンズには
さまざまなタイプのものがあります。
患者の眼の状態に合わせ、最善なレンズを医師と共に決めていきました。
私は単焦点眼内レンズを選択しました。
理由は、金額とライフスタイルで選びました。
私はすでにリタイヤしており、普段の生活で車の運転がメガネ無し出来れば
老眼鏡の使用は問題なかったから、金額の安いものを選びました。
また、海谷眼科の使用する単焦点眼内レンズは安全性と実績が認められた
質の高いレンズを使用しており、代表的なレンズは『着色・非球面』レンズとのことで
これに決めました。
白内障の手術とレンズの種類はここから
↓ ↓ ↓
単焦点眼内レンズは術後の見え方は、約5mで焦点があうようで、運転時はメガネ不要となり、
老眼鏡の使用を前提との事でした。
メガネは、術後1っカ月ほどすると、安定するのでその時に作るのが良いとの
説明で、それまでは現在のを使って構わないようです。
実際の術後までの見え方の説明は、非常に安心しました。
やはり目の手術ですから、どのくらい見えるのかが不安ですね。
私の場合は、うまく行けば視力もかなり改善すす言われ、
ホッとしました。
運転免許更新での視力検査でもそのまま通りそうです。
手術前の検査2日目
今回は両目とも瞳孔を開いての検査でした。
その為、車での通院は禁止されました。
検査は、眼科の検査項目です。
・眼圧
・散瞳下術前瞳孔径検査
・スペキュラー
・レーザーフレア
〇前回検査の結果と入院手術の説明
前回の検査の結果は正常範囲で手術に支障はないとのことです。
予定通り、1週間の入院で、両目の手術を行うことにしました。
入院を選んだのは、通院するのに当初家族の送り迎えが期待できたのですが
事情で不可能となった事で、電車による通院をしなければいけなかった事。
最初の手術の後の生活不安です。これは両目が悪いわけですから、最初に手術したほうは
眼帯をかけたままになります。すると片方も視力が落ちたままの生活になります。
数日とはいえ、生活にかなりの制限がかかるのが不安でした。
また、万が一の対応ができるとの安心を買ったのです。
その後、手術に対する説明と装着レンズの説明を受けました
そして、単焦点眼内レンズを使用して、正視の状態を目指すことにしました。
これは遠くを裸眼で見ることのレンズです。
説明は丁寧で詳しく、資料も添えてお話してくれました。
また、ビデオでの説明もあり、かなりの不安の解消に役立ちました。
しかし、手術そのものの不安はなくなりませんでした。
手術は3日前からの点眼で始まりました。
これは、ベガモックスという感染を予防する点眼薬です。
ここから始まりました。
いよいよ入院手術!
〇手術日当日です。
受付後、病棟へ移動 9:00
入院中と手術の手続きをする
両眼は1週間の予定で行う
4人部屋でした。特に個室は希望しませんでした。
食事等の説明がある。
手術前検査、血圧等も含めて
手術へむけての点眼開始
手術前診察でOKが出ました
昼食を含めて手術までゆっくり過ごす。
この間に、手術の時間と患者の順番が発表される。
本日は36名予定(すべての手術です)
私の手術時間予定は
14:30~の4番目
マンモスだけあり次々と行われていました。
約1時間前に点滴等の準備始まる
心電図のマークも付けられました
全体に遅れ気味で、今日は30分遅れで準備に入りました。
抗生物質と思われる点滴で打ってナースステーションで待機
10分ぐらいで3階の手術室へ
ここでも前室で待機です。
大勢の患者さんを効率よく手術する為のようです。
5分くらいで手術室へ
前の患者さんが術後の手当てしている中へ入る。
前の患者さんが自力で手術台から出ていったところで、
いよいよ、自分の番!
〇手術開始
看護師の誘導で手術台へ
手術台は可動式椅子のようなもの
座れば自動でベッドのように動きますへ
手術前の作業開始!
看護師3名が手際よくここなう
ここからはわかる範囲で書きます。
麻酔は局所麻酔ですからすべてがわかります。
それだけに怖い気もしました。
高まる緊張で、血圧も上がっている感じです。
でも、もうまな板の鯉と腹を決めていました。
血圧計、心電図、酸素マスク取り付け
身体に手術用カバーをかける
右目に各種の点眼 麻酔も数回
右目の上にシール状のものを貼り付け目だけを切り抜く
目の固定(専門的な言い方は分からない)
少し落ち着いてきた感じです。
いよいよ手術開始です
ここで執刀医の先生登場です
ここまでの処置を確認、患者を確認、状態の確認
「始めます」との声!
強烈なライトが当たり、右目はまぶしくて何も見えない
徐々に二の字のような影が見えたり消えたり、
全体が真っ白くなったりと変化!
目の中に絶えず水が入れられているような感触で
眼球が重く感じる
痛みはほとんどない
何か触れている感じはある。
途中途中、看護師と先生のやり取りが聞こえるが意味不明
いったん明かりがなくなったが、また白く戻って来て
何か影が見得てきた、
影の形が多数に変化しながら、最初の影が現れる
また、二の字のような影が見えてきた
その後すぐに術式完了の声!
「終わった」!
気分は悪くない、まだ心臓は早く動いているが
特に問題はない。
その後素早い看護師の動きで
付けていた必要装置や物が外されて終わり
特に大きな痛みもなくおわった。
時間にして10分ぐらい?
割と早かったか?
自分としては早いとは思わなかったが、
付き添いの妻は早かったと言っていた
術後は血圧の検査があり、105-189
再測定は、90-150 で終了!
ヤレヤレである。
妻は笑顔で迎えてくれていた。
その後ベッドで点滴が終わるのを待って、
今日の手術は終了
今日分も落ち着いたが、眼帯の為、半分が見えない。
予想通り左目も白内障の為見にくさが増している。
入院で良かったとこの時感じた。
半眼がこれほど見にくいは思い知った。
しかし、悪い目の半眼は思ったより大変だった。
食事の時の器を取るのに不自由だった。
見えてはいるが、距離感が合わなくてつかみ損ねそうになった。
やはり、入院を撰んで正解だった。
病院の食事はまずいと言うのが定番だが、
ここも同じ、特に内科の病棟ではないので制限のある人はいないと
思うが、やはりまずい。
値段によるのだろうが致し方ない
身体は健常なのだからせめて、めしは美味しい方がいい
でも、やはり片目は疲れる。
〇二日目
術後の痛みは出なかった
7:00の検診では 眼帯を取ったが、ビックリするくらいに明るかった
この時、手術の成功を確信した。
その後、段階的に点眼と検査があったが
視力は1.2まで回復していた。
安定したとは言えずこれから少しづつ落ち着いてくるようである
その後各種の検査があった。
術後の経過は良好とのことだった。
午後は、点眼の指導があった。
4種類の点眼薬をほぼ朝、昼、夕、寝る前と付ける
これが結構しんどい。
退院すると忘れやすいので、入院中に指導しているとのことである。
午後は比較的落ち着いているが、
手術した目は、出血の痕が残っている。
なくなるのに2週間ほどかかるという
痛みはない!
眼帯を外すと本当に明るく見えるのがうれしい。
同時に手術をした人に、術中結構痛かったと言っている人もいた
どちらかと言えば、高齢の女性である。
また同室の男性も痛かったことを話していた。
私は痛みを感じ無かったのはラッキーだったのか?
〇3日目
朝の点眼は同じ
眼の状態は悪くない
痛みもない
ただ、違和感はある、
眼帯を取ると、相変わらず目が赤い
今日の診察は経過観察で、順調とのことである
その後検査と続いた。
眼圧と炎症を見ているようである
今日は朝から眼帯が取れているのがうれしい。
午前中で、予定は終わり、シャワーを浴びた
とはいっても身体だけの事とである。
午後はのんびりである。
首から下は健常なので退屈な時間である。
夜に眼帯をすると、いっぺんに視野が狭く視力が落ちる。
寝るだけとはいえ、両目はありがたいとつくづく思う。
同室の患者さんに、網膜剥離の方がいる。
改めてここは眼科専門医で、手術のエキスパート病院だと思わせられる。
緊急入院で手術が決まったようだ
しかも少し遠方の方である。
〇4日目 左目手術日
今朝も眼帯を外すとすこぶる快調である。
少し落ち着いてきた感じがする
痛みはない。
見え方は本当に靄が晴れている感じだ
片目でこれだから、両目だともっと見るのか?
期待してしまう。
よく考えたら、もともと見えている方に向かっただけなのに?
今日は左目の手術日でもある
2回目であり、少し落ち着いているが、やはり不安である。
朝の診察では、右目は良好とのこと
術前の診察が終わり後は予定の時間に向けて準備が始まった。
やることは1回目と同じである
2回目なので少し余裕がある。
予定時間は17時の4番目で実際は18時ごろになろう
ちょっと遅い、早い方があきらめがつく。
待つ時間が長く感じられる。
予定通り午後の手術である
2回目となり少しは余裕があるが血圧は高くなっている
手術は前回同様で、ただ執刀医が変わった!
段取りは同じでも、手術スタッフが一新すると違う手術に感じるが、
前回と同じように手術は進んだ
始めますで、強烈なライトに照らさて見えるのは
光の中に二の字のようなものが時々輝きながら見える。
その周りで何かが動いている、
時々、しかも頻繁に液体がかけられる。
レンズ入れますの声で、ああ今からかと思った。
この時見えていたのはただの白い光だけ?
その後、また二の字が見えてきた。
そして、ハイ終了ですの声で、
一斉にスタッフが術後の御処理にかかる。
見事な連係プレーだ、これがあっての約40件/日の手術をこなせるのだろう
今回も痛みはほとんどなく、重い感じが終始していた。
手術前の待合時間で、ナースステーションにあるモニターを見た
同じようなは白内障の手術が写っていた
それを見ると、3方向からの器具が挿入されているように見えた。
ただの患者だから正しいかどうかは分からないが・・
今回の時間は約20分だった、前回より遅かった。
それでも早いと思ったが・・・
術後病室に戻ったら、目から血液が流れ出ていた
看護師は、心配いりませんすぐにでも止まりますとのこと。
その通り、10分もしたら止まった。
今回は終了が18時頃だったので
その後の時間は早く過ぎた。
慣れもあるようだ。
ここまでで、右目の手術同様違和感はない。
ありがたいことに、どちらも成功したようである。
右目の方は、手術後すぐよりも見えにくい感じがした
左目を昨日手術したので今日は右目だけで見ている
単眼焦点の長距離レンズを選択したので、手元は見にくい
まだ遠い所もはっきりしない
食事後の検査では
右目 0.8 左目 1.0 の視力が出ていた
右目は最初は1.2だったのにと思っていたら、
検査技師が安定するまで視力は動きますと教えてくれた。
いずれにしろ、朝一眼帯を外して見た景色は綺麗だった。
何年来のカスミが消えていた。
かつて見ていた景色を取り戻したと思った。
その後、感染予防の抗生剤を点滴し4種類の目薬をそれぞれにさした。
診察も問題なしとのことで一安心である。
いよいよ明日は退院である。
〇6日目
退院日当日
朝の起床時の作業は同じである
5時45分に起床し、点眼をする
退院後を見据えた点眼指導で自分で点眼できるようになっている。
その後朝食を食べ、診察前の検診を経て、7時からの診察になる。
今日の視力は
右 1.2 左 1.2
非常にきれいだ、これが10年前に見ていた色だったんだと
思わず感激する。
診察後退院準備に入る
妻が、迎えに来てくれた。
10時30分 退院手続き開始
11時過ぎに手続き終了、帰宅へ
費用は総額約6万5千円
高額医療制度を使用したため思ったより安かった。
帰宅後は1週間ぶりの我が家でのんびりした。
帰宅ご指示通りの点眼と飲み薬をのむ
眼帯も付けて寝た
長い1週間の入院手術が終わった。
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